PETRI V6Ⅱのカメラ修理
今朝は、路面凍結で東北道は通行止めになるし・・
事故は起こるしで、大変な午前中でした
今週末最強は寒波がくるので、どうなることやら
皆様、外出時はくれぐれもお気お付けください。
さてさて
今回はペトリV6Ⅱの修理をしております。
1970年頃製造のカメラです。
栗原写真工業のブランド名ですね
現在も、会社は存続しているそうです。
![](https://camera-repair.pro/jp/wp-content/uploads/2019/02/petri.jpg)
故障の症状は
シャッターを切っても反応しない・・・
いじってるとシャッターも切れる時がありますが
動きがとても悪いです。
外見は大きな凹みもなく状態は悪くありません。
ファインダーは年月相応の汚れはありますが
プリズムの状態も良いです
早速、分解して動きを確認します。
底板外すと・・
なんとリンクがネジが緩んで外れておりましたので
定位置にもどしながら
各部古いグリス・油を落とし新しくします
![](https://camera-repair.pro/jp/wp-content/uploads/2019/02/petri-2.jpg)
前板も外して
各部洗浄と注油で、動きはよくなってきましたが・・
ミラーの跳ね上げが弱いので、スプリングテンションを調整します。
このカメラは底にあるスプリングでミラーを動かしておりますので
このテンションが緩いと上手く動作しなくなります。
機械式なので定期的なメンテナンスをすれば
カメラ内部もしっかりしており
まだまだ長く使えるカメラだと思います。
テンション調整後いい感じに動くようになり、
シャッター速度もバッチリでております。
![](https://camera-repair.pro/jp/wp-content/uploads/2019/02/petri-1.jpg)
一通りの整備は完了しましたが
しばらく各部動きがなじむまで様子見をして
最終的に微調整をして
仕上げます。