Canon FX のカメラ修理
キャノンFXのカメラ修理依頼を受けました。
不具合はミラーアップしたまま、戻らなくなったそうです。
1960年代に製造されたカメラです
製造から50年も経ってますので、各部の油も切れて
全体的に、ギシギシ感がありました。
露出計も確認しましたが・・動きません。
ミラーアップは簡単に解除できましたが・・
スローがぜんせん動きません・・・
シャッター幕もテンションがスカスカです・・
先ずは、分解・・
![](https://camera-repair.pro/jp/wp-content/uploads/2019/01/Fx1.jpg)
モルトもボロボロです。
スローガバナーの洗浄が必要なので前板外します。
![](https://camera-repair.pro/jp/wp-content/uploads/2019/01/Fx-2.jpg)
各軸も油をさして、様子をみます・・・
ガバナー洗浄と注油で動きもかなり良くなりました
プリズムはモルトの劣化の影響を受けて腐食してしまってます。
代替えプリズムがあったので良品に交換しました。
露出計もスイッチの腐食による、導通不良でしたので
各部接点清掃で動くようになり、精度もマズマズです
今回はレンズ内にもカビがありましたので
レンズも分解清掃しました。
![](https://camera-repair.pro/jp/wp-content/uploads/2019/01/Canon-Fx-1.jpg)